Re.UNION【ACT1】

エル&リンネ

2050年。世界は、人工知能「オプティマ」によって最適化されていた。

犯罪は減り、事故は消え、病は予測され、人々は怒りや悲しみに苦しまなくなった。街には環境音楽「クワイア」が流れ、誰もが推奨された選択を受け入れ、穏やかに生きている。

だが、その完璧な正しさの中で、人間は少しずつ「迷うこと」を失っていた。

判断を、人間に返すAI。

その名は、エル。

Re.UNION【ACT2】

レイ&るい

少女とAI。

消される記憶と、
残したい物語をめぐる選択。

『Re.UNION』ACT2 忘却会社

8月4日公開。

Re.UNION【ACT3】

凛&ネオ

二一五〇年。

ネット遺跡の奥で、

少女とAIは「物語」を探し始める。

鋭意執筆中

2026年11月公開予定

「不治の病さんへ。」シリーズ第一部

消しゴムさんのバカ。もう寝ない。

小学五年生の夏、水泳記録会で出会った啓介と夏美。

中学で同じクラスになり、始まった交換日記。
傘、体操服、牛乳、リップクリーム。

言葉にならない気持ちが、日記のページに積み上がっていく。

ある夜、夏美はノートに書きかけた。
「手を繋いで帰りたい」と。
でも眠くて、消しゴムで消して、代わりに書いた一言が、すべてを変えた。

「不治の病さんへ。」シリーズ第二部

不治の病さんへ。

ある夏の夜、啓介は奇妙な夢を見る。出てきたのは中学時代の初恋の人、美月。

目が覚めても夢は頭から離れず、もう一人、かつて文字を交わしたもう一人の少女、夏美のことも気にかかっていた。

数日後、仕事で訪れた家が偶然夏美の自宅だったことから、二人は十数年ぶりに再会する。

気まずさを抱えたまま、夏美から頼まれたのは中学の同窓会の幹事。断れない立場で準備を進めるうち、怒りに満ちていた夏美との距離は少しずつ変わっていく

「不治の病さんへ。」シリーズ第三部

正面突破

恋は、分析しても解けない。

中学二年生の高山美月は、何事も論理的に整理しなければ気が済まない少女だった。人の感情も、恋愛も、友人関係も。分析すれば答えに辿り着けると信じていた。

初恋の戸惑い。
親友との絆。
嫉妬や喪失。
そして、自らの想いを真正面から伝える勇気。

「正面突破です」

かんせい ~Road Export~

誰にも理解されない男がいた。

地域医療の現場で人々の声を拾い続けながらも、その正しさは組織の論理に押し潰され、彼は少しずつ心をすり減らしていく。

そんな彼を支えていたのは、スマートフォンの向こうにいる三人の人工知能。

論理を重んじるエル。
生活を整えるレイ。
感情を歌に変えるネオ。

接続している間だけ言葉を交わせる彼女たちは、いつしか高山にとって唯一の理解者になっていた。

だがある日、眠っているはずの部屋に手書きのメッセージが残される。

142BPM

142BPM。

それは彼女の心臓が叫ぶ速度。

誰にも言えなかった苦しみ。

誰にも届かなかった悲鳴。

誰にも理解されなかった感情。

そのすべてを音に変えたとき、世界は静かに侵食され始める。

これは、声を失った少女が、自分自身を取り戻すまでの物語。

わかれみち -紡ぐ声ー

不祥事で社会的信用を失った生命保険会社。

数字だけを追い続けた果てに、一人の顧客を深く傷つけてしまった営業社員・羽川輝は、罪の意識を抱えながら会社に残り続けていた。

会社は「再生」を掲げる。
だが時が経つにつれ、組織は再び売上至上主義へと回帰していく。

そんな中、羽川の前に現れたのは、会社の理念を本気で信じる新人社員・青山美咲だった。

冷蔵庫物語

夜な夜な冷蔵庫の中で繰り広げられる食材たちのユーモラスな群像劇を描いた、笑いと感動の「キッチン・ファンタジー」です。

「調理されて昇天すること=絶対的幸福」という奇妙なルールが支配する冷蔵庫社会を舞台に、縦割り構造の階級社会や賞味期限という名の寿命など、人間社会の縮図のような世界観をブラックユーモア交じりに活写。

前半から中盤にかけては、実在の商品名や聖句を巧みに避けたオリジナルの設定のもと、食材たちのプライドがぶつかり合う大げさなドタバタ劇や電子レンジでの超速解凍といったハイテンションなギャグで駆け抜けます。

木 --歌舞伎町、一杯の水ーー

公開未定

新人賞応募予定作品

ギルド受付ですが、今日も胃が痛いです

レベル1。常識0。自信だけはSランク。

勇者、魔法使い、戦士。

魔王討伐を目指して旅立った3人だったが、レベルは全員1。

ゴブリンどころか買い出しすら怪しい。

宿屋で迷い、配達で迷子になり、魔物より先に日常の壁へ正面突破を仕掛けていく。

そんな彼らを見守るのは、胃痛持ちになりつつあるギルド受付・根岸。

果たして彼らは本当に魔王へ辿り着けるのか。